どこが違うかというと、大概のアウトリーチとか言いつつ結局はアーティストの友達だったり関係者しかお客さんがいないアートの現場が多い中、ここのQAIはアートが本当にフツーの人の中に入り込んでるってこと。
もちろん参加者はアートを面白いと思える素質のある人だと思うけど、それでも、そのへんの商店街のお店のスタッフが興味持って参加したり、たまたま公園にいる家族が参加したりっていうアートをできる作家、またはそこを目指している作家が集まっているのは、ここが群を抜いていると思います。
ここのダイレクターさんYvonne Shortt は、もともとアート業界界隈の方じゃないのですね。その辺りが最初からアートの垣根を超えていると思う。
スタジオで作る、とか、ギャラリーで展示する、とか、そもそもそういう発想が薄い。そこがイっちゃってる。この人はとにかく大きくなると思います。で,尊敬もしてます。
私は今年もプロポーザルを出しましたが落ちました。それで今回は自分が客になって回るチャンスを得ました。
昨日は全部は回れなかったけど、半分以上は各スポットを回れて良かったです。パフォーマンスやツアーは時間が合わなくて見れなかったものもあったが。
すいませんね、ポケモンGOしながら回っていました。相変わらずですが。
Domenica Garcia
パフォーマンスが2回、時間が合わず。
理想の家とは、理想のコミュニティとは?てな質問に答えてもらってそこから作品を作る。どうしてこの場所を選んだのかなあ。私が質問したかったよ。
話の好きなアーティストは、こういうの向いていると思う。言いたいことがたくさんあるんだよね。
子供達が楽しそうに色を塗ってた。
このインスタレーションの中に入るとこんな感じ!なんか楽しい。
ツアーの時間が合わず。
このローカルプロジェクトって地元作家のお助け場所だと思います。よく企画書に出てくる。結構なんでもありのコミュニティスペースです。倉庫街みたいなとこにあります。
移民難民セットの展示。この作家さんは他の参加者との距離感が非常に上手。
参加者の意見をとてもうまく引き出す。イチ推しです。
私が一番気に入ったのは、Lisandra De Fraga さんの移民や難民についての対話アートでした。
これはまさに今日本でやって欲しい内容だったわ。難民や移民が最低限何を持って移動するのか、小さなトランクに詰めて展示。緊急用の銀色のブランケット、水、避難用のジャケット、家族の写真、そしてお守り。
今回のQAIは家がテーマだったんだけど、みんなそれぞれが、建物の家やその中身を展示してたのに対して、この作家は、そもそも家がないというスタート地点からの視点でそこが良かった。
だってねNYCに来てる人は多くは家を捨てて来ているからね。このアートに集まった人はブラジル、グアテマラ、メキシコ、そして私、日本でした。
たまたま私は日本の塩飴持ってて、みんなとシェアした。